「私の立場は審査官であって規格の解説や回答案を提示するコンサルタントではありません」
「要求は規格に書かれておりますので、ご自分でお調べください」
ここまで露骨に言わないまでも、第三者認証機関の審査官に、このような態度で話をされて
お困りになったことはありませんでしょうか。
これは認証機関というのは、公平性のある立場で試験を実施し、結果を伝えるのが本質であるからです。
学校の入学試験で例えるならば、試験会場であり採点担当をする試験官なのです。
そのことを理解しておかなければ、決して安くはない受験料に、つい学習塾や家庭教師のような
試験対策を一緒に考えてくれるサービスを提供している、と思いこんでしまうかもしれません。
もちろん、何度も試験を繰り返すことができるのであれば
徐々に製品を合格へともっていくこともできますが、このアプローチは高額なものになります。
私は、いままで10年間、第三者認証機関の機械関連の審査官として仕事をしてまいりました。
そして、多くのメーカー様がこの制度に馴染めずに、認証機関との付き合い方を模索している現実があること知りました。
さて、私は幼少期よりロボットアニメばかりを見て「メカニック」とう単語に憧れて育ちました
大学時代には機械工学科に入り、鳥人間コンテストのサークル活動などもやっておりました。(記録は測定不能です)
学生時代には内燃機関(エンジン)の研究室に所属しておりましたので、今でも自動車とバイクの虜です。
社会人になってからは画像処理検査装置や半導体製造装置など、設計、製造、品質管理といった、ものづくりの側にも携わり
メーカーの心情を十分に理解しております。
その後、第三者認証機関に職を得て10年を過ごすことになりましたが、冒頭のとおり
この立場では、メーカーに対して十分に協力できないと理解するに至りました。
技術と品質で世界に挑戦できる多くの日本の機械が、安全という視点では
EU、北米へ向けて改造をせざるを得ない実情が数多くあります。
もちろん、日本とは異なる電源供給方式、業界ルール、言語が違うことなどに起因するものもありますが
根本的なところで、世界屈指の教育水準の高さが逆に多くの盲点を抱える原因にもなっていると感じています。
併せて要求の背景にある欧州社会や常識をも理解しながら進めなていかなければなりません。
いま、私はコンサルタントとして、学習塾や家庭教師のような立場で
メーカーへ貢献したいと考えております。
1: 経歴
1979 兵庫県姫路市出身
2002 日本大学生産工学部 機械工学科 卒業
内燃機関の研究室/鳥人間コンテスト出場
2002-2004 製造ラインにおける画像処理検査装置の設計と製造
2004-2005 射出成型機向け 3D-CADのセッティングと保守
2005-2006 半導体製造装置の設計と製造
2006-2015 TÜV Rheinland Japan製品部 産業機械 審査官
TC 199 WG6 メンバー
TC44 メンバー
SEMI EHS メンバー
JIS B 9700 作成メンバー
2014 日本機械学会 産業・化学機械と安全部門 ニュースレターNo.29にリスクアセスメントに関する記事を投書
2015-2016 SGS Japan製品部 審査官
JIS B 9960-1 作成メンバー
2017 フリーランス(個人事業主)として独立
人間工学学会 会員
2: 所在地 神奈川県横浜市青葉区
3: 趣味
- 自動車 FC RX-7(白)→ FC RX-7(ガンメタ)→ ND ロードスター(白)
- バイク ジョルノ→ ZXR-400 → リトルカブ → YZF R6 →なし(革パンツとブーツはまだある・・・)
- 棚田オーナー制にて千葉の鴨川の田んぼに通ってます。
- 読書 ジャンルにこだわらず年間200冊程度読みます。お勧め図書をぜひ教えてください。
CEマーキング制度における技術文書・適合宣言書の書き方
~実践を通して、作成方法を理解する~
「CEマーキング制度について基礎から学習したい!」「技術文書や適合宣言書はどうやって書けばいいの?」「実践を通して書き方を理解したい!」
という方におすすめのセミナー。丁寧にご説明した後、実践演習も行うことでより理解が深まります!!
■講座のポイント
主に機械メーカ様向けにCE マーキング制度と機械指令から要求される技術文章および適合宣言書の
書き方の基礎を丁寧に解説いたします。 具体的な案件への展開がよりスムーズに行われるよう、実践
演習を通して理解を深めます。また、人材教育の一環としてもご活用ください。 今回の講演では、技
術文章(テクニカルファイル) と適合宣言書の作成に特に重点を置き、機械指令および関連する電
気安全規格の要求と対応方法例を解説します。 実践演習ではCE マーキング対応する際に参考となる
表やフォーマットを用いて理解を深めます。
■受講後、習得できること
・CE マーキング制度の概要把握
・技術文章として用意する必要のある書類の理解
・適合宣言書の記載内容の把握
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・機械指令(Machinery Directive 2006/42/EC)
・機械指令ガイドライン(Guide to application of the Machinery Directive 2006/42/EC)
■講演中のキーワード
・CE マーキング / ・技術文章 / ・テクニカルファイル / ・適合宣言書 / ・機械指令
CE マーキング制度
- 要求される国、地域
- 要求の背景
- CE マーキングの流れ
o 該当指令の検討
o 整合規格の検討
o Notified Body である第三者機関の必要性の検討
o 評価
o 技術文章作成
o 適合宣言書作成とCE マーキング
- 市場監査
技術文章
- 製品仕様
- 図面
- 部品表
- 計算書
- リスクアセスメントの結果の表
- テストレポート
- 取扱説明書
- 実践演習: 技術文章一覧表への記入
適合宣言書
- EC 適合宣言書の項目
- 半完成品の宣言書
- 実践演習: 適合宣言書の作成
質疑応答
半日(4時間程度)のセミナとなります。
使用する資料は上に公開いたします。
お支払いは銀行振込にてお願いいたします。お申込み頂けましたら交通宿泊費を含めた金額と振込先をご連絡いたします。
また領収書はセミナ当日にお申込み者様へお渡しいたします。
申し込みはこちらです。↓
交通宿泊費
関東 10,000円(税抜)
東海、中部、北陸 30,000円(税抜)
近畿、東北 50,000円(税抜)
北海道、四国、中国、九州、沖縄 70,000(税抜)
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